アロマテラピーは精油(植物から取れる芳香成分)を用いることで、体が本来もつ自然治癒力を高め、心身の健康と美しさを保つ目的で長く続いてきた植物療法のひとつです。
フランス人の科学者ルネ・モーリス・ガットフォセ氏の実験中の事故によるアクシデントからこの命名につながったといわれています。
実験中にやけどを負った彼は、そばにあったラベンダー油にとっさに手を浸し、その回復経過の早さに驚き、精油の研究を続けました。
このことから、精油を使った手当ての総称をアロマテラピーと名付けました。
英国では、心身を総合的にとらえ、健康を維持する見地で精油を使う「ホリスティックアロマセラピー」の概念が浸透しています。
フランス、ベルギー、ドイツでは医師の管理下のもと、ケモタイプ精油を中心に使用し、医学的にアロマテラピーを行っています。